Blender と TopMod が初めてでも、とにかく結果を得たいぞ(その1)

Blender を使えば、無料で綺麗なレンダリング結果を得られる! とか、YafaRay を使えば、無料でもっと綺麗なレンダリング結果を得られる! とか、TopModを使えば、なんだかヘンテコリンなモデルを簡単に作れる! とか、そう思っても、やってみると案外、思っていたほどは簡単でないと思います。 本当に簡単だと思える人はきっと、MAYA とか 3DS Max とかいう 3DCG の統合ソフトを使ったことがある人とか、Metasequoia 等の 3D ポリゴンモデラーとレンダラーの組み合わせを既に経験済みの人とか、それかよほど理解の早い人ではないでしょうか。 ということで、あまりニーズは無いですが、これらのソフトを初めて使う人でも迷わないように一連の作業の流れを書いておこうと思います。

さて、そこそこの結果を得るだけならば、 Blender の球とか立方体でも十分なはずです。 球でこんなに(↓)格好良い作品を作る方もいらっしゃいますしね。 ま、これは Blender じゃないでしょうけど、Blender だって、ちゃんと使えれば似たような結果を得られるはずです。


http://shippd.deviantart.com/art/Spherers-Duh-159586794

でもこういう結果は、球を配置してレンダリングしただけでは得られないし、球だけではそもそも面白く無いです。 なので、まず最初は TopMod でヘンテコモデルングをしておきたいと思います。 TopMod での作業は本当に簡単ですし、わかりやすいチュートリアル映像も比較的に豊富です。 なので不慣れでも、早く「すげ~、できた~!」という満足感を得られます。

■TopMod のダウンロード

TopMod は以下の場所からダウンロードできます。

◆Downloads – topmod – Project Hosting on Google Code
http://code.google.com/p/topmod/downloads/list

上記のリンク先を開くとこんな感じ(↓)です。

赤枠部分が Windows 版の最新のようですね。 これを任意のフォルダにダウンロードしましょう。

日本語に対応しているか不明なソフトを使おうとする場合は、フォルダ名には日本語(全角文字)を使わない方が良いです。 英数半角を使うようにした方が、トラブル回避に有効です。 ちなみにこのソフト、2007 年のソフトなんですね。 更新が止まっちゃって? 残念です。

■TopMod のインストール

ダウンロードしたファイル「TopMod2.223.zip」は圧縮ファイルなので、任意の場所に解凍してください。 そもそも「圧縮」とか「解凍」とかって何? という方は、恐れ入りますが、まずはそちらをお勉強してください(汗

TopMod はインストーラーが無いです。 解凍した場所に生成される「TopMod.exe」をダブルクリックすると、TopMod が起動します。 起動するとこんな感じ(↓)です。

■TopMod の超初歩的な部分

基本操作は以前も書きましたが、こんな感じ(↓)です。

◆カメラ操作

  • 回転 : 「Alt」を押しながらマウス左ドラッグ
  • 平行移動 : 「Alt + Shift」を押しながらマウス左ドラッグ
  • ズーム : マウスホイール

TopMod の起動直後は何もオブジェクトがないので、まずはテストで、自分でキューブでも置いてみましょう。

キューブのボタンを押すと(↑)、キューブが表示されます(↓)。 簡単です。

キューブが表示されたら、カメラ操作をして少し慣れておきましょう。 カメラ操作にそこそこ慣れたら、ついでにデータのセーブとロードを実験しておきましょうか。

◆データのセーブとロード

TopMod は「.dlfl」と「.obj」という二種類の形式でセーブ可能なようです。

「.obj」形式はブレンダーでインポートできます。 が TopMod での読み書きには不具合があるのかもしれません。 少なくとも私の環境では、読み書きに異常に時間がかかります。 というか読み込めたことがないです。

「.dlfl」形式は、TopMod では問題無く読み書きができますが、ブレンダーではインポートできません。

結果として私は、両方の形式で保存し、読み込みは「.dlfl」でおこなっています。

セーブの方法は簡単で、「File」→「Save As …」を選択すると保存用の見慣れたウィンドウが開くので、フォルダとファイル名と拡張子を指定し、「保存」ボタンを押せば良いです。

「File」→「Save」を選んだ場合は、デフォルトのフォルダにセーブされます。 ファイル名は実は、キューブ等のプリミティブを配置した時に自動で付けられています。

デフォルトのセーブフォルダは「Edit」→「Preferences」で設定できます。

「Preferences」ウィンドウの「Main」タブの「Default Save Directory」にセーブフォルダへのパスを入力しておけば、そこがデフォルトの場所になるようです。

データの読み込みは「File」→「Open…」で見慣れた「ファイルを開く」ウィンドウが表示されるので、迷わないでしょう。

■モデリング

TopMod には、インターネット上に優れたモデリングチュートリアルが公開されています。 例えば、以前に紹介したこちら(↓)とかです。

VideoTut – LinkingStars
http://blip.tv/file/409128

今回、冒頭の画像を作るにあたっては以下の映像を参考にさせていただきました。

Video Tutorial – “MoebiusTori – Interlocked” in TopMod 2
http://blip.tv/file/405564/

ビデオを見て、一時停止と再生を繰り返しつつ TopMod と格闘してください。 映像の長さは10分無いです。 なので30分ぐらい悶絶すれば、モデルができるのではないでしょうか。 で、悶絶した結果(↓)です。

データをちゃんとセーブすれば、TopMod での作業は終了です。 Blender でモデルをインポートするには「.obj」形式のデータが必要なので、そちらもちゃんとセーブしておいてくださいね。

どうです? TopMod でのモデリングは比較的に簡単ですよねぇ。 今後も是非使わせていただきたいソフトなので、そのうち各メニュー系の調査などをしてみたいと思っております。

さて、次は Blender での作業ですね。

■Blender のダウンロードとインストール

Blender は以下の場所からダウンロードできます。

blender.org – Get Blender
http://www.blender.org/download/get-blender/

上記のリンク先を開くとこんな感じ(↓)です。

赤枠部分のファイルを任意のフォルダにダウンロードしてください。 こちらはインストーラータイプなので、PC に不慣れな方はコチラの方が楽に導入できるのではないでしょうか。 赤枠の右側のデータはインストーラの無いバージョンですね。 さらに 64bit 版 Windows に対応したバージョンも有るようです。 自信のある方はお好みでどうぞ。 私はもちろん、インストーラーバージョンを使いました。

インストールについては、以下のページで詳細に解説されているので参考にしてください。

3. チュートリアル・Tips: Blenderのインストール
http://blender.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=277

解説されているのはバージョン 2.48a についてですが、2.49b でも同じだったと思います。 私は 2.49b を導入しましたが上記の解説通りにインストールし、問題なく動作しています(Vista や Windows7 の方は「Vistaでの注意点」をよく読んでくださいね)。

■Python のダウンロードとインストール

Python は、「.obj」形式のデータのインポートや、YafaRay でのレンダリングをする際に必要なので、今のうちにインストールしておきます。

Python は以下の場所からダウンロードできます。

Releases
http://www.python.org/download/releases/

上記のリンク先を開くとこんな感じ(↓)です。

Blender 2.49b は Python 2.6 に対応しているようですが・・・、2.6.5 しかないのでソレをダウンロードします。 赤枠部分のファイルを任意のフォルダにダウンロードしてください。

インストールについては、以下のページで詳細に解説されているので参考にしてください。

Python2.6.5のインストール – Python – Pythonインストールと環境設定
http://www.pythonweb.jp/install/install/index2.html

Blender がPython をうまく認識すればインストール成功です。 確認方法は、Blenderを起動した時に以下のようなメッセージが表示されていれば、成功のようです。 実際、問題無く動いております。 2.6.5 を入れたのに、何でか 2.6.2 と表示されていますがね(汗

えと、これで Blender 関係のインストールは終了でしょうか。 YafaRay については次回にまわします。

■Blender の起動と、オブジェクトのインポート

次は Blender での作業ですね。 この画像(↓)は Blender を起動した直後の画像です。

最初に表示されているキューブは邪魔なので、「Del」キーで削除しましょう。

次は、TopMod で作ったモデルをインポートします。 こんな感じ(↓)です。

これ(↓)は、ドライブ選択をしているところです。 私は「.obj」データを J ドライブに置いています。 Blender はドライブ切替がちょっとわかりにくいですよね。

(↓)「.obj」データを指定したところです。

「.obj」データを指定したらこのボタン(↓)を押します。

インポート用の設定ウィンドウが開く(↓)ので、何も変更せずに「Import」ボタンを押します。

無事にインポートできましたね(↓)。 このあたりで、最低限の操作方法として「マウスホイールがズーム操作」であることを覚えておいてください。

それでは、どんな感じに見えるのか、ちょっとレンダリングしてみましょう。

こんなんでました(↓)。

気に入らない点は、つぎの三点です。

  • モデルの表面が、滑らかじゃない!
  • 背景の青がイヤ!
  • 影が濃い!

では、一つずつ直してみましょう。

まず、モデルの表面を滑らかにするには、インポートしたオブジェクトを右クリックして選択します(↓)。

次に、下の画像のように処理してください。

うまく行けば(↓)、ほ~ら、なめらか~ん、です。

次は、背景の青ですね。

下の画像のように処理してください。

上の画像でも、なんか気に入らなかった色が見えますねぇ。

「Blend」と「Paper」のボタンを押して、その右側の二ヶ所の色を変更しましょう(↓)。

左端に、レンダリングした際の背景のプレビューが表示されているので、これを見ながら色見を調整できますね。 ちなみに、背景についてのもっとちゃんとした説明は、以下のページで説明されています。

Blenderチュートリアル:本当に初めての方のために・・・ワールド設定 – WBS+
http://wbs.nsf.tc/tutorial/tute_beginner26.html

ちょっとバージョンが古いようですが、それでも参考にはなります。

さて次は、影の濃さですか・・・。 これは直さないでいいや(汗)。 というか直し方がわからないのです。 たぶん、ライトを何個か配置して、それなりの設定を施せば良いのでしょうが、まだよく勉強していないのでパスです。 代わりにマテリアルの設定をします。

設定をする前に、ネットで素敵なマテリアルを入手しておきましょう。

Blender Open Material Repository
http://matrep.parastudios.de/index.php?p=7

今回私が利用させていただいたマテリアルは、これ(↓)です。

えとですね、上記のリンクから以下の要領でダウンロード出来ます。 まずは「Glass」のカテゴリを選択します。

次は目的のマテリアルを選択します(↓)。

最後にデータのダウンロードします。 任意のフォルダにダウンロードしましょう。

さてと、では Blender でマテリアルを割り当てましょう。 まずはダウンロードしたマテリアルの読み込みです。

「File」→「Append or Link」を選択します。

(↓)ダウンロードしたデータを指定してください。

読み込みたい属性? を指定します。 今回読み込みたいのはマテリアルなので「Material」を選択します(↓)。

格納されているマテリアルデータを指定します(↓)。

(↓)最後にロードボタンを押します。

次は、オブジェクトにマテリアルを割り当てます。 下図の手順でボタンをクリックし、新しいマテリアルを追加します。

下図の手順でボタンを押して、ロードしたマテリアルをオブジェクトに割り当てます。

手順がうまくいっている場合は、下図のようにオブジェクトの色が変化していると思います。

今回作成したページ冒頭の画像は、上の図の赤枠部分を変更して青系にしています。

それではここでレンダリングしてみましょう。

ライトもカメラも、な~んにも変更していませんが、一応の結果を得られたような感じはしませんか?

最後に一応、レンダリングサイズの調整、オブジェクトとライトの位置調整をしておきたいと思います。

まずは 3D View 部分をカメラから見た映像に変更しておきましょう。

レンダリングサイズの調整は下図の赤枠の手順でできます。

②の部分は、皆さんのモニタの解像度や最終出力で得たいサイズで変更してください。 私は HD で 1920 x 1080 のサイズです。

最終レンダリングでない限り、③の部分は小さい数字を指定しておきます。 確認用でいちいちフルサイズのレンダリングは必要ないですもんね。 最終レンダリングの場合は、③の部分は 100% にしてくださいね。

②を変更したタイミングで、カメラ枠が変更されていると思います。 上図の青線で囲った範囲内の点線の部分です。 点線が二本ありますが、外側の点線がカメラ枠になります。 上の図だと、オブジェクトの上下がちょっと切れちゃいますね。

グリーンの部分の二ヶ所は、レンダリング結果をファイル出力する際のデータ形式と、JPEG の場合は、そのクオリティです。 任意で変更してください。 私はほとんど、JPEG の 100 です。 劣化させたくない人は、BMP とか PNG が良いのでしょうかねぇ。 他にも多数のファイル形式をサポートしているようなので、気になる方はのちのち勉強してみてください。

次はオブジェクトの移動ですね。 下図の赤丸部分をドラッグすると、その方向にオブジェクトを移動できます。 外側の点線のカメラ枠の中にオブジェクトが収まるように移動させましょう。

ちなみに、四角い赤枠内の三つのボタンで、移動、回転、拡縮を変更できます。

ライトの移動はオブジェクトの移動と同じ操作なのですが、まずライトを選択する必要があります。 下図の赤枠内の丸いのがライトオブジェクトなので、それを右クリックして選択し、移動操作をしてください。 必要に応じて、3D View を Top やFront 、Side に切り替えて、良さそうな場所まで移動しましょう(下図は 3D View をTop に変更しています)。

私はこんな感じ(↓)にしました。 下の図は Top View なので高さの情報を見難いですが、結構下げています。

で、最終的なレンダリング結果はこんな感じ(↓)になりました。 最初に得られるレンダリング結果としては、まぁまぁでしょう。

さてさて、最後に今回の反省点ですが、まずは背景(床)が無いのがイヤですね。 背景(床)がないから影が付かない。 次回は床を入れてみましょう。 その後は YafaRay でのレンダリングに進んでみたいと思います。

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投稿日: 2010/07/18 カテゴリー: Blender, TopMod タグ: , , , , | パーマリンク 3件のコメント.

  1. おはようございます!
    紹介してあるマテリアルをダウンロードして、blenderで遊んでみたのですが
    正直、マテリアル適応させるだけでこんなに楽しいのか!と、かなり興奮しています!
    簡単ですが、試しに作ってみました→http://twitpic.com/2ipayx
    ただ既成の形状にマテリアル適応させただけなのですが、やたらと透明感が出て嬉しいです
    一気にやる気出て(テンションあがって)きましたw
    MUZUさんの記事、とてもわかりやすいです

    興奮冷めやらぬうちにTopModも触ってみたいと思います!
    ではでは!

  2. こんにちはw
    画像見た見た! シンプルで綺麗だねw
    ちょっとでも結果が見えると「次!」「次々!」って思えるから面白いよね。

    TopModも面白いと思うよ。
    ぜひぜひ、楽しんでくださいませw

  3. 黒ちゃん、赤いトゲトゲいんでないか~いw
    TopMod面白いっしょ? 簡単だし。

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