flam4 の導入実験

TITLE : VELVET WAVE - number 005 -

Tool information : Apophysis 7X.14 + PhotoshopCS2

前回の記事のコメントで要望がありましたので、今回は flam4 を使ってみたいと思います。

Apophysis で使える外部レンダラーとしては flam3、それと chaotica があります。 外部レンダラーについては詳しくないのですが、flam3 は Apophysis からも外部レンダラーとして指定できるので、Apophysis を使い始めた当時から知っていますし、何度か使ってもいます。 chaotica は最近知ったレンダラーで、先日少しだけ記事で書きました。

flam4 は、存在は chaotica よりも古くから知っていたのですが、ハードウェアの問題があるだろうと勝手に思い込んで、使うのを諦めていました。 しかし、要望があってから簡単に調べた結果、なんとかなりそうな印象を受けたので、今回試してみる次第です。

flam4 の導入にあたっては、こちら(↓)のサイトの情報を参考にさせていただきました。

◆Flam4 installation tips » Exper Chaotic Flow
http://exper.3drecursions.com/2009/09/15/flam4-installation-tips/

とても簡潔に書かれているので、導入の流れがよくわかります。

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重要なので最初に書いておきますが、今回は flam4 での最終的なレンダリングに失敗しています。 なので、記事を読み進めながら諸ソフトのインストールは行わないでください。

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さて、flam4 を利用するには Nvidia の CUDA を利用する必要があるようです。 CUDA ってなに? という方は、すみませんがご自身でお調べ下さい(汗)。 簡単には、演算を CPU だけに任せないで、GPU にも手伝わせてチョッ早にしようよ、という技術だと思っております。

まずは、自分のパソコンのグラフィックボードが CUDA に対応しているかを調べます。 ここ(↓)に対応型番の情報があります。

◆CUDA GPUs
http://www.nvidia.com/object/cuda_gpus.html

私の PC は自作で、グラボは購入時の構成情報を見ると GeForce 8800 GTS のようです(覚えてないっつ~のはどうなの・・・)。

一応、CUDA に対応していそうですね。

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それでは、諸々の必要なファイルを入手しておきます。

最初は、最新のグラフィックドライバです。

◆Drivers – Download NVIDIA Drivers
http://www.nvidia.com/Download/index.aspx?lang=en-us

次は、CUDA Toolkit です。

◆CUDA Toolkit 3.2 RC (September 2010)
http://developer.nvidia.com/object/cuda_3_2_toolkit_rc.html

次は、Microsoft .Net 3.5 です。

◆Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1
http://www.microsoft.com/downloads/en/details.aspx?FamilyID=ab99342f-5d1a-413d-8319-81da479ab0d7&displaylang=en

最後に、Visual C++ 2008 Redistributable です。

◆Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package (x86)
http://www.microsoft.com/downloads/en/details.aspx?familyid=A5C84275-3B97-4AB7-A40D-3802B2AF5FC2&displaylang=en

ん? x86 用ですね。 私は 64bit 環境なので x64 用も用意しておきます。

◆Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package (x64)
http://www.microsoft.com/downloads/en/details.aspx?familyid=ba9257ca-337f-4b40-8c14-157cfdffee4e&displaylang=en

さて、それではインストール前に調べ物をしておきましょう。

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諸々のインストールは、必ず自己責任で行ってください
導入の結果でPCが不調となったとしても、当方では責任を負いかねます

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まずグラフィックドライバですが、私は更新作業を怠っているので最新版にはなっていないはずです。 なのでインストールしてしまいます(汗

CUDA Toolkit と Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package は、初めてなので旧バージョン云々の問題は無いと思います。

Microsoft .Net 3.5 は、自分の PC にインストールされているバージョンを調べてみます。 調べ方はこちら(↓)を参考にさせていただきました。

◆.NET Frameworkのバージョンを確認する方法 - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/246checkvdnfw/checkvdnfw.html

調べた結果、私の PC には .NET Framework 3.5 Service Pack 1 が導入されているようです(4.0 も入っとった)。 なので、コレ以外をインストールします。

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最初はグラフィックドライバのインストール。

無事に成功です。

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次は、CUDA Toolkit 3.2 64bit 版のインストール。 ひとまず Typical でインストールしました。

無事に成功したみたいです。

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最後に、Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package (x64) のインストール。 ・・・と思ったら、これは既にインストール済みのようです(汗)。 いつのまに!w

まいいや、これで準備は終わりのはずです。 念のために、ここで一度再起動しておきます。

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ん? 肝心の flam4 をまだ落としていませんね。 こちら(↓)からどうぞ。

◆GPU Flame Fractal Renderer
http://sourceforge.net/projects/flam4/

今回入手したのは Version 0.87 です。

ダウンロードが終わったら解凍です。 んがしかし・・・。

エラーが出ます。 libpng13.dll と zlib1.dll は破損しているようです。 世の中には先人のいらっしゃることが多く、ありがたい事に情報を残しておいていただけております。 え~っと、こちら(↓)から壊れていないファイルを入手できるようです。 すんばらしい!

◆Flam4 necessary DLL’s by ~Addicted2fractals on deviantART
http://addicted2fractals.deviantart.com/art/Flam4-necessary-DLL-s-109646628

解凍したファイルは、Version 0.87 を解凍した場所に上書き保存しました。 さてさて、Version 0.87 を解凍したフォルダにはリードミーがありますが、更新履歴しか書かれていませんねぇ。 今回の導入の参考にさせてもらったサイトでは、こう書かれています。

Run Flam4

うひょひょw
なので実行しちゃいましょうw

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起動しました。 メインメニュー(↑)はめちゃくちゃ簡単ですねぇ。

これは(↑)・・・、一部、意味がわかりません。 それぞれのメニューでウィンドウが開きそうなので見てみましょう。

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まずは「Options」です。

「Total Iterations」は何でしょうねぇ。 全体の繰り返し回数でしょうか。 このゲージの長さといい、さっぱりわかりません。

「Animate」のチェックボックスは、文字通り、アニメーションさせるかどうかです。 フレームデータを読み込んでからメインメニューの「Render!」を押すと、何と勝手にアニメーションが始まるのですが、「Animate」のチェックボックスを外すと、アニメーションしなくなります。 正確には、フレームを更新する機能は動いたままのようなので、動きの止まった画が更新されている状態ですね。 アニメの動きの基準が何なのかと、どのように設定できるのかがわからないと、イマイチ使えません。

アニメーションしているときにもう一度「Render!」を押すと、アニメーションは止まります・・・。

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次は「Open…」です。 コレを選択すると、お決まりの「ファイルを開く」ウィンドウが開きます。

開けるファイルは二種類のようですね。 flam4形式のファイルって、どうやって作るんだろう?

今回は Apophysis のデータを読み込みましたが、その際に、ファイル内のフレームデータを一つにしておきました。 しかし、複数のフレームが記録されたパッケージデータでも、問題無く開けました。

パッケージデータを開いてアニメーションさせた場合は、各フレームがクロスフェードしながら順番にアニメーションします。

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次は「Render Image to File…」です。

「Transparent Background」のチェックボックスは、背景を透明にするかどうかでしょう。

「Width」と「Height」は画像サイズでしょうね。

「Quality」は文字通りなのでしょうが、どのぐらいの値が適切なのかは、試してみないとわかりませんねぇ。

「Render!」を押すと、見慣れた「名前をつけて保存」ウィンドウが開きます。 諸々を指定して「保存」を押すとレンダリングが始まります。

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次は「Render Image Batch…」です。

な~んか「Render Image to File…」と似てます。 違うのは「Progress」のバーが二段になっているだけです。

「Render!」を押すと「フォルダの参照」ウィンドウが開きます。 フォルダを指定するとレンダリングが始まりますが、その際、画像のファイル名は開いているフレームのファイル名と同じになります。

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次は「Render Loop Batch…」です。

これは映像の出力設定のようですね。

「Width」と「Height」は映像のサイズでしょう。

「Quality」は文字通りなのでしょうが、どのぐらいの値が適切なのかは、試してみないとわかりません。

「Flames」は、映像全体のフレーム数でしょうね。 「Framerate」が一秒間のフレーム数でしょうから、画像の「Flames = 160」だと 5.33 秒の映像ということでしょうか。

「Bitrate」は良くわからんです。 映像には疎いんですよねぇ・・・。 この画像の場合だと 54Mbps でしょうか? それが妥当なのかどうなのかわかりませんねぇ。

ちなみに、この設定で AVI 出力してみたのですが、一応成功しました。 レンダリングの最後にエラーが表示されて強制終了しますが、生成されたファイルは壊れていないようです。 ちゃんと再生されました。 これが(↓)映像のプロパティです。

スピードは早いです。 「Quality」の設定が低かったからかもしれないですが、このデータ作るのに 5 分かかってないです。 どこかのサイトに、レンダリング時間が 4 時間から 4 分になったと書いてありましたが、案外、侮れないかもしれません。

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さてと、肝心の画像出力ですが、「Render Image to File…」でも「Render Image Batch…」でも、結局、レンダリングの最後にエラーが表示されて強制終了します。

一応、画像データは記録されるのですが、容量がゼロで開けません。 非常に残念です。

ネットで少し調べた結果、SourceForge で私と似たような環境でのクラッシュ報告が上がっているので、組み合わせに何か問題があるのでしょう。 全くの憶測ですが libpng13.dll が64bit に対応していない、とかではないでしょうか?

と、ここでリードミーを見てみたら、このエラーは 0.83 あたりからの現象のようですね。
0.87 では、クラッシュはするけどデータはちゃんと保存されるみたいですが・・・、私の環境ではダメですねぇ。 強力に速そうなだけに、むちゃくちゃ残念です。

ということでgrainieさん、駄目だったよ~!(泣

ですが 32bit 環境なら動作すると思うので「自己責任で人柱になってみよう」という奇特な方がいらっしゃるならば、レンダリングの感想を聞かせていただきたい次第です。

あ~ぁ、しまんない結果になっちゃったなぁ(汗

2010/09/26 追記 -start—————————————–

画像の出力でクラッシュすることを確認した後に、グラフィックドライバを更新しています。

インストールしたドライバは、ここ(↓)にあります。

◆CUDA Toolkit 3.2 RC (September 2010)
http://developer.nvidia.com/object/cuda_3_2_toolkit_rc.html

最初に入れたドライバよりも新しいようだし、CUDA のページにあるから、コチラの方が良いかも? という程度の認識で入れてみましたが、結果的には、コレを入れてもダメでした。

それともう一件。

grainieさんがコメント部分で教えてくれた情報を基に、libpng と zlib の x64 用バイナリを入れてみましたが、結果は、ダメでした(汗

libpng がリネームされているので、flam4 側が認識できず、flam4自体が起動しません。 ひょっとして? と思って「libpng13」にリネームしてみましたが、やはりダメですw

これはもう、正式に 64bit 対応されるのを待つしか無いのかもしれません。 少なくとも、私の知識ではもう、新たな対処方法は思いつきません。

ふんがっほっほ。

追記 -end——————————————————–

恒例の、その他の画像のアップです。

実は、冒頭の画像は以前に作成したもので、「VELVET WAVE」と名付けています。 個人的に大好きな画像なので、色を変更して再アップしました。 また、トランスフォームを変更した画像も以下にアップしておきます。

実は、前回の記事でちょっとだけ紹介させていただきましたシダの画像の作者さんが、このような画像(↓)も作ってまして、いいなぁと思って作ってしまった次第です。

Apophysis IFS Comforter by ~Gibson125

しばらくは密かに、この作品の模写に調整してみるつもりです。 作者さんに聞いたら教えてくれるのかな(汗)。 怖いなぁw

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TITLE : VELVET WAVE - number 006 -

Tool information : Apophysis 7X.14 + PhotoshopCS2

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TITLE : VELVET WAVE - number 007 -

Tool information : Apophysis 7X.14 + PhotoshopCS2

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TITLE : VELVET WAVE - number 003 -

Tool information : Apophysis 7X.14 + PhotoshopCS2

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TITLE : VELVET WAVE - number 002 -

Tool information : Apophysis 7X.14 + PhotoshopCS2

投稿日: 2010/09/26 カテゴリー: Apophysis 7X, FLAM4, Fractal, Rendering タグ: , , , | パーマリンク 2件のコメント.

  1. muzuさん、お疲れさまです。

    libpngとzlibのx64用バイナリならここにありますが、それが原因かどうかはわかりませんねぇ。

    .netで作成されている実行ファイルがx86でビルドされていて、cudaも64ビットos上でx86版が動作するならすべて32ビットで動作するかもしれませんが…。

    ともかく、大変な作業でしたね。お手数をおかけしました。ありがとうございました。m(. .)m

  2. >バイナリならここ
    うへ~w 一応 dll 探したんですけど見つかりませんでした(汗
    早速、ダウンロードして試してみます。

    >32ビットで動作するかも
    cuda toolkit を 32bit にしてみようかとも思いましたが、ちょっと怖くて止めています。

    >お手数をおかけしました。
    いえいえ、とんでもないです。

    記事中に追記が必要な場所を見つけちゃったし、頂いた情報も試してみたいので、近日更新予定ですw

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