ApophysisのGradientについての諸々

TITLE : まどろみ - Slumber - 20120213-0159-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Photoshop
Number of transforms : 2 (Do not use FX)
Use variation : linear3D, spherical, pre_blur
Oversample : 4 / Filter Radius : 0.8 / Rendering Quality : 12000
Brightness : 1.0 / Gamma : 3.0 / Gamma Threshold : 0.02 /
Rendering time : 42 minute(s) 35.91 second(s)

今回は Apophysis のグラディエントについてつらつらと書いてみようと思います。

さて、みなさんは Apophysis で色の設定をする時に何かコツがあるのでしょうか…。私はここ最近はパターン化している方法があるので書いておこうと思っております。もののついでに、ランダム生成したフレームを実際に調整してみようと思っております。

では、今回ランダム生成した画像に登場していただきましょう。まぁこんなの(↓)です。

トランスフォームは二つでLinearだけで生成したランダム画像です。よく見ますよねぇこんな感じの子。

今後の説明の都合上、使っているグラディエントはこの時点で変更しています。

変更したグラディエントはこれ(↓)です。

グラデーションの幅の広いデータですね。こういうデータの方が色の配置状況を理解しやすいと思って選んでみました。

ランダム生成された画像は Calculate color (↓)で各トランスフォームへ色が割り当てられています。

Calculate color というのは簡単に書くと、グラディエントをトランスフォーム数で当分割した値を Transform color に設定するということです。

今回のランダム生成の場合だとこうなっています(↓)。まずはトランスフォーム1(T1)。Transform color はゼロです。

次はトランスフォーム2(T2)。Transform color は1です。

今回のはトランスフォームが2つしかありませんから、当分割すると両端に設定して終わりですね。

これが例えば、トランスフォームが三つだったりすると、Calculate color を実行すると各トランスフォームの Transform color は T1 は0.0、T2 は 0.5、T3 は1.0 が設定されます。

では、実際に色の設定を調整してみましょう。

まずはグラディエントを変更します。

私の設定ではグラディエントの狭い範囲を使うので、このように比較的に細かい短冊というか、グラデーションの幅の狭いデータを使います。

プレビューのところでイメージがわかりますが、いろんな色が使われてゴッチャリしていますね。グラディエントの隅から隅まで使っているので当然です。なので少し調整します。

T2 の Color speed を 0.95 にしました。下の図が変更後の画像ですが、色の変化が随分と滑らかになっていると思います。

T1 も変更します。Color speed を 0.894 に設定して Transform color を 0.399 にしています。

最初に Color speed をある程度大きな数字(例えば 0.9 とか)に変更してから Transform color を変更し、良さそうな感じになったら Color speed を調整して色の変化の具合を微調整すると良いと思います。

で、結果は以下の通り。冒頭の画像よりは落ち着いたと思います。ランダムにしても、少しはましになったと思いませんか?

ついでなのでレンダリングの設定も調整(↓)してみます。

Gamma を 2.0 にして光った感じを強めにしました。

Gamma を設定してから眩しすぎず暗すぎずという感じに Brightness を調整しています。

Gamma Threshold は 1.0 にしています。私はいつもは 0.02 なので 1.0 は大きな値ですね。これでレンダリングをすれば粒子感は抑えられると思います。この画像は粒子の密度がとても高いので、5.0 ぐらいでも良いかもしれません。まぁ好みですね。5.0 の方がすっきりしますが、私はモクモクな感じが好きなので 1.0 ぐらいで十分です。

はてさて、ここで私は一体何をしたのか、もう少し解りやすい図で見てみると…。

下の図は先ほどのフレームデータを変形したものです。

二つのトランスフォームのLinear の値を 0.5 にして綺麗に移動しました。グラディエントや関連した設定は変更していません。少し見難いですが、色が滑らかに変化しているのがわかります。

では、グラディエントの設定を初期状態に戻すとどうなるでしょう。

こうなります(↓)。それぞれの線が何となくつながって見えるように回転角を変更しました。

更に回転角を調整して線を真っ直ぐにしてみると、グラディエントと同じ色配置になっているのがわかります。

もう少し違う画像で見てみましょう。

今度は解りやすくするためにグラディエントを変更してトランスフォームを追加します。

トランスフォームは四つ、全てに Linear を 0.5 で設定しています。左下がトランスフォーム1(T1)、左上がトランスフォーム3(T3)で、この二つの Transform color はゼロのままです。右上がトランスフォーム4(T4)、右下がトランスフォーム2(T2)で、この二つの Transform color は 1.0 になっています。グラディエントは最初に使ったデータです。

どうでしょう、グラディエントの状態と同じ感じで色が付いていますね。Transform color の設定でグラディエントの左端から右端までを使っているので当然です。

では右上の T4 の Color speed を 1.0 にしてみましょう。T4 に近いほど色の繰り返し回数が多くなっていますね。これが Color speed の影響だと思います。

この効果は、詳しいことを理解していなくてもフィーリングでわかっていれば普段の設定に十分利用できることだと思います。

ついでにちょっと遊んでみましょう。試しにここで、T1 の Color speed も 1.0 にするとどうなるのでしょうねぇ。結果はこうなります(↓)。

これはこれで面白い模様ですねぇ。

もっと遊ぶとこんな感じ(↓)にもなります。こういう遊び方も面白いものです。

さて、次はグラディエント自体の調整項目を見てみましょうか。

意外と盲点なのが Rotate 部分のプルダウンメニュー(↓)ですね。

Rotate は、いつも使っているグラディエントの回転というか左右移動ですね。グラディエントの部分を左右にドラッグしても移動できますが、Rotate に設定されている場合はもちろんスクロールバーで移動できます。スクロールバーの左右の三角だと微調整しやすいですね。

Hue は色相、Saturation は彩度、Brightness は明度、Contrast はコントラスト(汗)、Blur は文字通りブラーで、色の状態をぼかすことができます。

Frequency はブラーの逆というわけでは無いですが…。設定を大きくするとこんな感じ(↓)で短冊が細くなります。

これだけでも機能としては十分なのですが、もう少しいじれる部分があります。グラディエント部分の右クリックで使える機能ですね。

Randomize はグラディエントのランダム生成機能です。

Invert は色相の反転。

Reverse はグラディエントの左右反転。

Smooth palette は写真などの画像データからグラディエントを生成する機能です。

Gradient browser は外部のグラディエントデータの読み込み。グラディエントデータは deviantART とかで沢山公開されていますからねぇ。

Copy は、Apomap とかとデータのやり取りをするのに使えます。

Save Gradient は拡張子 Gradient 形式でデータを保存します。中身はこんな感じ(↓)です。

Apo7x-120214-923 {
gradient:
 title="Apo7x-120214-923" smooth=no
 index=0 color=526596
(中略)
 index=399 color=1590417

}

Save Gradient では拡張子 ugr 形式でも保存できます。ugr の中身はこんな感じ(↓)です。

Apo7x-120214-923 {
gradient:
 title="Apo7x-120214-923" smooth=no
 index=0 color=6514796
(中略)
 index=399 color=7898254

}

あら? Gradient 形式と同じですね(汗

Save as Map File は拡張子 map 形式で保存します。map の中身はこんな感じ(↓)です。

   4   9   8  Exported from Apophysis 2.0
  10  19  18
(中略)
 160  83  31
 145  68  24

Save as Default は default.map というデータを Apophysis の実行ファイルがある場所に保存します。用途は…、不明です(汗)。

で、セーブの際はどの形式が良いかというと、個人的には map 形式がお勧めです。map 形式であれば、ツールを使って複数のデータを ugr 形式に変換してパッケージできるからです。

ツールとパッケージの方法はこちら(↓)を見てください(汗)。

◆複数の map データから一括で ugr データを作成する « MUZU fractal
http://goo.gl/iDppP

さて、ここまで見てきたところで、最後におさらいというか、もう一度ランダム画像に対して色調整を行なってみたいと思います。お題はこちら(↓)です。

トランスフォームは二つですが、今回は GlynnSim1、GlynnSim2、murl2、waves2 という複数のバリエーションが設定されています。

今回のグラディエントは細い短冊がたくさん並んでいる状態だったので、グラディエントは変更せずに Color speed だけを先ほどの説明と似たような感じで設定します(↓)。

グラディエントがギラギラしているので、少し彩度を落とします。

だいぶ蛋白になりましたねw(↓)

グラディエントを左右に回転して使う色を調整し、レンダリングの設定を調整(↓)。

結果はこんな感じ(↓)ですが、ちょっと色味がなさ過ぎたのでもう少し調整…。

少しコントラストを上げます(↓)。

少し色味が濃くなりましたね(↓)。

最終的には、グラディエントを左右に回転して、もう一度使う色を再選択して出来上がり(↓)です。

個人的には、ランダムのままよりは良くなったと思っております。

さて、今回の記事はボチボチと終わりですが、最後にグラディエント自体の良し悪しを考えてみたいと思います。

色なので基本的には個人の好みかもしれませんが、使い勝ってとしてはまず…。

色々な短冊の幅が混ざっていること。その方がグラディエントを回転させた時に変化が大きいので、思わぬ発見を期待できます。

それと輝度差の大小が豊富なこと。輝度差が大きい方が光った感じにしやすくて格好良いですが、マットな感じも入っている方が使いやすいです。

最後は、綺麗なグラデーションの変化が複数あること。真っ赤と真緑というような補色が並ぶ感じだと、あまり綺麗には見えないかもしれません(まぁ好みですが)。

で、私が一番好きなグラディエントパックが ClaireJones さんのこれ(↓)です。

◆Apophysis Gradient Pack I by `ClaireJones on deviantART
http://clairejones.deviantart.com/art/Apophysis-Gradient-Pack-I-39105052

それほど多くのグラディエントを使ったわけではありませんが、私はこのデータが一番使いやすかったです。

色は本当に好みが出ますから、沢山公開されているデータを使い比べて素敵な作品を作っていただけると嬉しいです!

さ~てと、最後にその他の画像をアップしておきます。それではまた~!

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TITLE : 無題 - Untitled - 20120213-0144-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Photoshop
Number of transforms : 3 (Do not use FX)
Use variation : GlynnSim1, linear3D, blur, gaussian_blur
Oversample : 4 / Filter Radius : 0.8 / Rendering Quality : 6000
Brightness : 2.0 / Gamma : 3.0 / Gamma Threshold : 0.02 /
Rendering time : 38 minute(s) 13.83 second(s)

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TITLE : 誘惑 - Temptation - 20120213-0119-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Photoshop
Number of transforms : 4 (Including the FX)
Use variation : GlynnSim1, linear3D, spherical, pre_blur
Oversample : 4 / Filter Radius : 0.8 / Rendering Quality : 6000
Brightness : 2.0 / Gamma : 2.0 / Gamma Threshold : 0.02 /
Rendering time : 52 minute(s) 48.16 second(s)

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投稿日: 2012/02/16 カテゴリー: ApoMap, Apophysis 7X, Fractal, Rendering, Tool タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , | パーマリンク コメントする.

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