Chaoticaでのレンダリングに再挑戦してみた

TITLE : 無題 - Untitled - 20110112-0000-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Photoshop
Number of transforms : 2 (Do not use FX)
Use variation : juliascope
Oversample : 4 / Filter Radius : 0.8 / Rendering Quality : 6000
Brightness : 1.75 / Gamma : 5.0 / Gamma Threshold : 0.02 /
Rendering time : 37 minute(s) 12.56 second(s)

今回は Chaotica リベンジ!!

いままで、Chaotica でレンダリングした画像をアップしたことはありませんでした。

Chaotica でのレンダリングは、比較的に短時間で良好な結果を得られることはわかっていましたが、対応プラグインの問題があったり、背景透過ができないとか、画像の状態でレンダリング結果に大きな違いがあったりで、使い続けるほどの優位性は感じていませんでした。

それが、deviantART でこの画像(↓)が Daily Deviation に選ばれた際に、Chaotica を公開されている lyc さんから「Chaotica でレンダリングしてみて」みたいなことをおっしゃっていただきまして、折角なので試してみたことがあるのです。

その時の結果がコレ(↓)です。

比較的マットな画像に強いと感じていた Chaotica には不向きな画像だなと思ってはいましたが、ここまで違う結果が出たことには私自身がショックで、こういう結果を公開する事自体に躊躇した記憶があります。なにせ私の Chaotica の扱い方にも大きな問題があると思っていましたし、この画像が注目されている最中に不出来な結果を公開することになりましたから、lyc さんに対して申し訳ないという思いがずっと残っていました。

そんな Chaotica もすでにバージョン 0.47 になり、当時に比べると Apophysis 7X との連携も段違いに向上しています。また、設定できる内容も当時とは大きく違っていると思います。

なので今回は Chaotica でのレンダリングに再挑戦してみたいと思っております。

Chaotica 0.47 は以下の場所からダウンロードできます。

◆DD thanks, chaotica 0.47 windows beta by *lyc on deviantART
http://lyc.deviantart.com/journal/DD-thanks-chaotica-0-47-windows-beta-273542501

入手した圧縮ファイルを解凍すると、このような(↓)フォルダ構成になります。

32bit フォルダと 64bit フォルダに chaotica.exe が入っているので、自分のPCとかOSの状態に応じてどちらを使うか決めておいてください。

次に Chaotica がプラグインを扱えるように、以下のように plugin フォルダを作成し、必要なプラグインを入れておきます。

実はプラグインフォルダ自体は Chaotica を起動した時に自動的に作られるのですが、32bit フォルダにしか作られません。64bit 側のプラグインフォルダは私が勝手に作っており、必要かどうかは不明というか、おそらく不要です。後述しますが、Chaotica が起動する際のプラグインの登録に不明な点が多く、念のために作った次第です。

ちなみに、32bit フォルダには variation_compatibility.xml というファイルが入っており、恐らく Chaotica で対応できているプラグイン名が書かれています。同じフォルダに plugin_dll_blacklist.txt というファイルもあり、コチラはブラックリストなので Chaotica で未対応のプラグインだと思われます。variation_compatibility.xml は64bit フォルダにも入っていますが、plugin_dll_blacklist.txt は64bit フォルダには入っていません(なぜかは不明…)。

では、Apophysis 7X の方を設定します。7X.15B を使っています。

7X を起動して、メインメニューの Tools から Settings… を選択し、Settings ウィンドウ(↓)を開きます。

Environment タブを選択すると、最下部で Chaotica の登録ができます。

File name の部分に、先ほどのフォルダ構成での Chaotica フォルダまでのフルパスを指定してください。注意してほしいのは、実行ファイルまでのフルパスではなく、Chaotica フォルダまでのフルパスだということです。

そして、必要に応じて 64bit バージョンのチェックボックスにマークしてください。

さて、それでは実際にレンダリングしてみましょう。

何かフレームファイルを開いて、以下の要領で Chaotica を起動してください。

Export to Chaotica… がアクティブになっていない場合は、Settings での登録に失敗しているので、再設定してみてください。

うまく選択できれば、コマンドプロンプト画面と以下のような画面が開きます。

使えないプラグインがあった場合は、この段階で表示されます。コマンドラインでもプラグインの読み込み状況が表示されます。が、どうもこの部分の動作は不明な点が多いです。

例えば、MobiusN.dll というプラグイン。variation_compatibility.xml には mobius とは書かれていますが MobiusN とは書かれていません。plugin_dll_blacklist.txt には avMobius.dll が書かれていますが MobiusN は書かれていません…。使えるのかどうか、なんともわかりませんね。なので使ってみますw

Chaotica を起動すると以下のようなメッセージが表示されました。

MobiusN は使えないよと言われてしまいましたが、コマンドラインの表示では…。

読み込めなかったのは Volon のようです…。

一旦、Chaotica を終了して、もう一度起動してみると…。

お? GlynnSim2 が追加された…。場合によっては違うプラグインがはじかれる場合もあります。

メモリの都合なのか…。さっぱりわかりません。

プラグインの読み込み状況は 32bit フォルダにログが作られるのですが、それによると「Successfully initialised ‘MobiusN’.」なので、MobiusN は問題なさそうです。使えないよと言われましたが、実際にレンダリングもされるので、使えます。その他は「GlynnSim2.dll… failed, skipping.」「Voron.dll… failed, skipping.」…。試していませんが、読めていないのだから使えないでしょうね。要するに、プラグインが読み込めない場合は Chaotica を何度か起動してみると良いかもみたいな…。GlynnSim2 については実際にそういう場合もあったので…、う~ん、この辺はなんとも気持ちの悪い結果です。

さて、話を起動画面に戻しましてですね。

画面左側はフレームデータの名前が表示されていますね。

ちなみに、この時点ですでにレンダリングは始まっています。メインメニューの Update image を押すと、その時点で得られている最新のレンダリング結果が表示されます。

画面下部に進行状況が表示されています。

右側部分を少し説明しておこうと思います(すみませんが、全て使った感じと想像です。英語わかりませんので…)。

幅と高さはそのままの意味です。この値は編集できますが無意味で、レンダリングサイズはフレームデータに記録されている画像サイズで固定されています。アスペクト比のチェックボックスも機能していないようです。

Supersample は、Apophysis でいうところの oversample だと思います。これも機能しているか微妙ですが、確認する術がわかりません(メモリ使用量か…?)。

Stopping SL というのは、レンダリングを止める Sampling level の指定です。ここでレベルを指定してチェックボックスにマークしておくと、その段階でレンダリングが止まります。

恐らく、放っておくと何十時間でもレンダリングすると思います。

Sampling level というのは、レンダリング中に画面下部に表示されている情報で、この数字が整数の 1 上がる毎にレンダリング結果が更新されます。

経験的には、Sampling level が10 ~ 13 ぐらいで、そこそこの結果を得られると思います。時間にするとだいたい、私の PC の場合は 40 分~2 時間ぐらいでしょうかねぇ。レベルが上がるほど、計算時間は格段に上がります。

次(↑)は、Apophysis でいう Adjustment ウィンドウの Rendering タブ(↓)で設定する内容ですね。

Highlight power は不明です。変更してチェックボックスにマークしても何も変化しませんでした。

とても便利なのは、設定した結果がレベル単位での最新のレンダリング結果に対して、すぐに反映されるという部分です。最終出力をイメージしやすいので助かります。

log lumi タブは、似たような編集項目がありますが、結果が汚くなるようなので使えません。説明は割愛します。

次(↓)は背景色ですね。赤・緑・青の値を調整して背景色を変更できます。透過設定はできないようです。

それと、フォトショップでいうトーンカーブの調整ができます。チャンネルの設定で統合・赤・緑・青の調整が可能です。

この結果もリアルタイムで反映されるので、とても便利です。

最後に、Chaotica.exe の単体起動もできますが、動作が微妙に変なのでお勧めしません(汗)。

さてさて、それでは今回のレンダリング結果を掲載しておきます。

まずは葉っぱの画像から…。

TITLE : Chaotica Re-challenge - 20110225-0340-01

まだ赤味が強いですが、以前よりも綺麗に階調が表現されていると思います。

当時のApoの画像はフォトショップで色相・明度・彩度・輝度を調整しているので、比較対象としては微妙に難有りです。素のレンダリング結果で考えれば、今回の Chaotica のレンダリング結果は非常に満足のできる内容です。

それに、粒子感が極めて低いです。レンダリング中にガンマのしきい値を調整できるのでレンダリングのムダも省けます。

それに、何と言いますか…。レンダリングする画像にもよるのですが、Chaotica の方がリアリティーのある結果を得られるように感じます。

まぁ総じて、今後は Chaotica を使い続けたいなと感じる結果だったので、非常に満足です。機能面ではまだ修正が必要な部分も残すと思いますが、バージョン 1.00 になる頃には凄いレンダラーになっていると思うのでワクワクしますw

Chaotica の注意点ですが、1920 x 1920 以上の画像をレンダリングする場合は有料になるようなので、readme.txt をよく読んで注意してくださいませ。

最後に、いつものように画像をアップしておきます。

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TITLE : 無題 - Untitled - 20110112-0000-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Chaotica + Photoshop
Number of transforms : 2 (Do not use FX)
Use variation : juliascope
Chaotica Stopped Sampling Level : 11.00

冒頭の画像を Chaotica でレンダリングしたものです。背景を独自に編集できないのが残念ですが、補って余りある精細さだと思います。

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TITLE : ブレイン ストーム - Brain storm - 20110918-2100-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Photoshop
Number of transforms : 2 (Do not use FX)
Use variation : radial_blur, GlynnSim2
Oversample : 4 / Filter Radius : 0.8 / Rendering Quality : 6000
Brightness : 2.0 / Gamma : 3.0 / Gamma Threshold : 0.02 /
Rendering time : 52 minute(s) 27.93 second(s)

これは Apophysis のレンダリング。

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TITLE : ブレイン ストーム - Brain storm - 20110918-2100-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Chaotica + Photoshop
Number of transforms : 2 (Do not use FX)
Use variation : radial_blur, GlynnSim2
Chaotica Stopped Sampling Level : 10.00

こちらは Chaotica のレンダリング。やっぱりコチラの方がリアリティがあるように感じる。

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TITLE : 無題 - Untitled - 20120222-1810-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Photoshop
Number of transforms : 1 (Do not use FX)
Use variation : MobiusN
Oversample : 4 / Filter Radius : 1.2 / Rendering Quality : 4000
Brightness :0.29 / Gamma : 2.5 / Gamma Threshold : 0.5 /
Rendering time : 1 hour(s) 20 minute(s) 52.82 second(s)

これは Apophysis のレンダリング。

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TITLE : 無題 - Untitled - 20120222-1810-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Chaotica + Photoshop
Number of transforms : 1 (Do not use FX)
Use variation : MobiusN
Chaotica Stopped Sampling Level : 9.00

こちらは Chaotica のレンダリング。こっちの方が精細ですね。

Apo でも Filter Radius を小さくして Density としきい値を上げれば似たような結果にできるかもなぁ…。

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TITLE : バーニング マッシュルーム - Burning mushrooms - 20110727-2303-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Photoshop
Number of transforms : 2 (Do not use FX)
Use variation : disc, radial_blur, juliascope
Oversample : 4 / Filter Radius : 0.8 / Rendering Quality : 6000
Brightness : 1.5 / Gamma : 2.0 / Gamma Threshold : 0.02 /
Rendering time : 42 minute(s) 41.62 second(s)

これは Apophysis のレンダリング。

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TITLE : バーニング マッシュルーム - Burning mushrooms - 20110727-2303-01

Tool information : Apophysis 7X.15B + Chaotica + Photoshop
Number of transforms : 2 (Do not use FX)
Use variation : disc, radial_blur, juliascope
Chaotica Stopped Sampling Level : 11.00

こちらは Chaotica のレンダリング。ちょっと彩度が低かったかな。

投稿日: 2012/02/25 カテゴリー: Apophysis 7X, chaotica, Fractal, Rendering, Tool タグ: , , , , , , , | パーマリンク コメントする.

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