Apophysisの使い方:ミューテーション

TITLE : ねじれた空間 – Twisted space – 20121019-0143-01

Tool information: Apophysis 7X.15D+ Photoshop
Multithreading: 10
Gamma: 2.5, Brightness: 2.0, Gamma_threshold: 0.01
Quality: 26000
Oversample: 4, Filter: 0.6
Total time: 41 minute(s) 20.96 second(s)
Transform count: 4
Has final transform: No
Used plugins: linear, flatten, julian
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今回はミューテーション!

前回は Apophysis 7X 自体の初歩的な設定やランダム生成用の設定と、Apophysis 7X を使う上でのちょっとした注意点やデータの管理例、レンダリング前の初歩的な調整方法やレンダリングの設定などについて書きました。

今回も、前回に引き続いて Apophysis 7X の使い方を書いておこうと思います。

今回は予告通りミューテーション機能についてです。前回同様、Apophysis 7X.15D を使って説明します。

ミューテーションって?

ミューテーションという機能を簡単に説明すると「変化の大まかな方向性を確認・選択できる機能」といえると思います。(操作画面はこんな感じ↓)

上の図で、中心の画像(三角形っぽいやつ)が変化させる元の図形で、その周囲に表示された変化パターンを見て、気に入ったパターンを選択して変形させることができます。

「完全なランダムには飽きちゃったけど、最初から自分で画像を作る自信はない」という人にはオススメの機能です。

それでは具体的に使い方を見てみましょうか。

ミューテーションの設定

ミューテーションを使う前に関連する設定項目を確認してみましょう。

Apophysis 7X のメイン画面で「Tools」→ 「Settings…」を選択して Settings 画面を表示します。

ミューテーションに関係する設定項目は「Random」タブの「Mutation transform」部分(下図赤枠部分)です。

この設定で、ミューテーションする場合のトランスフォームの数を制限しておきます。

トランスフォームの数が多いと、生成される画像が取り留めのない内容になりがちですし、後々自分で編集する場合に扱いが難しくなるので、私は少なめに設定しています。

ミューテーションする際には多くのバリエーションを扱えたほうが良いので、「Variations」タブの「Set all」ボタンを押して全てのバリエーションにチェックを付け、使える状態にしておきます(↓)。

設定は以上です。「OK」ボタンを押してSettings 画面を閉じてください。

ここで、一度 Apophysis 7X を立ち上げなおしてください。バグだと思うのですが、設定直後は結果が反映されないようです。なので、設定を確実に反映させるのは Apophysis 7X を再起動する必要があります。

ミューテーションを使ってみよう!

ミューテーションの操作画面を表示するには、Apophysis 7X のメイン画面で下図赤枠のアイコンを選択します。

ミューテーション画面が表示されます(↓)。

①の「Direction」の部分には 9 つの画像が表示されています。中央の画像は変形元の画像で、周囲の 8 つは変化のプレビューです。どれかを選択するとソレが中央に表示され、新たなパターンが周囲に表示されます。基本的にはこの繰り返しをするだけなので、簡単といえば簡単ですね。

②の「Speed」は、変化の大きさです。この数値が大きいほど、変化の程度も大きくなります。

③の「Trend」では、ミューテーションする際に使うバリエーションを指定できます。ランダムに指定しておくと、「Settings」 の 「Variations」タブで指定したモノの中からランダムでバリエーションが選ばれます。

④の「Keep transform count」では、トランスフォームの数を変化させるかどうかを選択できます。ここにチェックを入れると、ミューテーションする時にトランスフォームの数は増減しません。チェックを外すと、「Settings」 の「Random」タブの「Mutation transform」部分で制限した範囲でトランスフォームが増減します。

もう少し詳しく見てみよう

下の 5 枚の画像は、ミューテーションで右上の変化パターンだけを選択し続けた画像です。

これらの画像から 2 つの特徴がわかりました。

まず、2 枚め以降の画像ではトランスフォーム 1 に crop というバリエーションが追加されているのがわかります(各画像の右下の文字で確認可能)。実は全てのトランスフォームに crop が追加されています。

次に、トランスフォームの位置と形状の変化には、その時々に法則が設定されるのがわかります。今回だと、トランスフォーム 1 (赤い三角)は「左に移動&だんだん平ら」に変化、トランスフォーム 2 (黄色の三角)は「右上に移動&だんだん平ら」に変化、トランスフォーム 3 (緑の三角)は「ほぼ下に移動&形状はあまり変わらず」です。

なので「Direction」の 8 つの変化パターンには「それぞれに 1 つのバリエーションと、トランスフォームの位置と形状の変化の法則」が設定されているようです。

ちなみに、8 つの変化パターンを順番に選択してみると下図赤枠のように 8 つのバリエーションが追加されました。

なので、Trend が Random の場合は、あちこちの変化パターンを選択するとバリエーションが複雑になって画像が壊れがちになるので注意してください。

 Trendを指定すると?

ミューテーション画面を立ち上げる際には「Direction」の 8 つの変化パターンそれぞれに 1 つのバリエーションが紐付けられますが、「Trend」を指定することで 8 つの変化パターン全てに適用されるバリエーションを 1 つに限定できます。

なので、「Trend が Random の場合は、あちこちの変化パターンを選択するとバリエーションが複雑になって画像が壊れがちになる」と書きましたが、Trend を指定することで適用するバリエーションを絞込み、トランスフォームの位置&形状変化のパターンだけを多く見ることができるようになるので、結果として画像が壊れにくくなると思います。

例えば、全てのトランスフォームに使われているバリエーションが Linear だけの画像をミューテーションで変化させるとします。その際、Trend に Linear を指定することで、バリエーションは追加はしないでトランスフォームの位置と形状だけを変化させたパターンを見ることができるのです。ちなみに、このような使い方をする場合は「Keep transform count」にチェックを入れてトランスフォームの数が変化しないようにした方が、変化を限定できて良いと思います。

人間がトランスフォームを変形する場合はどうしても綺麗に変形しがちです。例えば「拡縮のみしかしない」とか「直角は維持する」とかです。それに比べて、ミューテーションでのトランスフォームの変形では法則がランダムに設定されるので、意外な結果を見ることができるのかもしれませんね。

最後に

いつものように、その他の画像をアップしておきます。前回同様、冒頭の画像と以下の 2 枚は Linear を軸にしたシンプルな図形です。一応、ゼロから自分で作っています。というか、この記事で作った画像を再編集して作った画像たちです。Linear オモシロスw

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TITLE : 溶岩流 – Lava flow – 20121020-0141-01

Tool information: Apophysis 7X.15D+ Photoshop
Multithreading: 10
Gamma: 2.0, Brightness: 50.0, Gamma_threshold: 0.01
Quality: 32000
Oversample: 4, Filter: 0.6
Total time: 45 minute(s) 51.17 second(s)
Transform count: 4
Has final transform: No
Used plugins: linear, flatten, julian
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TITLE : 火炎車 – KAEN GURUMA – 20121018-0055-01

Tool information: Apophysis 7X.15D+ Photoshop
Multithreading: 10
Gamma: 1.75, Brightness: 30.0, Gamma_threshold: 0.01
Quality: 18000
Oversample: 4, Filter: 0.6
Total time: 41 minute(s) 54.82 second(s)
Transform count: 4
Has final transform: No
Used plugins: linear, flatten, julian, falloff2

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投稿日: 2012/10/28 カテゴリー: Apophysis 7X, Fractal タグ: , , , , , , | パーマリンク コメントする.

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